360度画像の底面処理について
ストリートビューの地面って見たことありますか?
ぐりフォトではストリートビュー屋内版の撮影を提供していますが、みなさんはストリートビューの「地面」ってご覧になったことはありますか?
Googleの撮影した路上のストリートビューでは、撮影ポイントの真下の地面はほぼなにもない状態に加工されていて、違和感を覚えない場合がほとんどです。(画像のつなぎ合わせが甘かったり、撮影車のボンネットが写り込んでいたりする「ご愛嬌」はよくありますが)
一般的に、私達Googleストリートビュー認定フォトグラファーが撮影する場合、三脚、一脚などを使用しておよそ地面から150cmの高さで撮影します。機材は様々ですが、多くの場合、三脚などが画像の下部に写りこみます。
この写り込んだ三脚をどのように処理するか、というのも業者によって様々で、いくつかパターンがありますので紹介していきます。
隠す気がサラサラないパターン
たまに見かけるのが、この全く隠す気がないパターンです。底面処理をしないので手間も時間もかかりません。格安で撮影された場合、こういった処理(というより無加工)でアップロードされることがあるようです。※格安で撮影される業者さん全てが無加工とは限りません。きちんと加工される業者さんも多くおられます。
とりあえずくっつけとくパターン
これもたまに見かけるパターンです。三脚部分を切り取って、周囲の背景を引っ張って伸ばし、切り取った穴を埋めた感じになっています。床がグニャリと歪んで、あまり見栄えのいいものではないですね。
シュッと集まるパターン2種
最も多く見られる処理方法です。詳しいやり方は省きますが、手間がかからず簡単に三脚を消せる方法として行われています。撮影機材などの違いで形状が円形だったり正方形だったりします。
見栄えの良い画像を作るのは手間とコストがかかります
理想を言えば、全く地面に何もない状態を作ってあげることでしょう。ただ、そのためには手間がかかります。一眼レフでの撮影を行う場合、三脚を消すために、三脚がある場所を別に撮影しなければなりません。
最低でも4方向プラス地面の5ショットが1箇所につき必要となり、撮影時間が長くなります。さらに、画像の加工にも手間と時間がかかってしまいます。きれいに仕上げることはできますが、その分コストと時間が多くかかってしまうのがデメリットとなります。
ぐりフォトではAI画像処理を活用して低コストを実現します
ぐりフォトでは、三脚消しの手間とコストを抑えるため、撮影機材と加工用ソフトの最適化で対応しています。
以前は一眼レフカメラで撮影し、加工を外注していたため「シュッと集まるパターン」になっていましたが、現在は機材を新しくして高精細かつ短時間で撮影可能になりました。さらに、画像加工も自社で行う体制となっております。加工にはAIによる処理を活用し、限りなく自然な仕上がりを実現しています。
また、自社加工可能になったことでコスト面のメリットもあり、来年はじめには新しい料金体系を採用することができそうです。特に小規模店舗さまに導入しやすい料金となる予定ですので、ご期待頂ければ幸いです。