ケータイ・スマホの買い替え前にやっておきたい6つのこと
春になり、新生活のスタートのため、これまで使っていたスマホやケータイを買い換えることをご検討される方も多くなる季節です。
この3月には、3大キャリアや楽天モバイルからこれまでよりかなり安いプランが出揃い、本格的に商戦がスタートした感があります。
そこで、ケータイ・スマホの買い替え前にやっておきたいこと、注意点などをまとめてみましたので参考にしてください。
1.自宅の通信環境との兼ね合いを考慮する
現在、ご自宅でインターネット環境がある場合、その回線との兼ね合いを考慮しておきましょう。キャリア系の回線(ドコモ光、Softbank光など)を利用中の場合、別のキャリアにスマホなどの契約を替えると割引が適用されなくなる可能性が高いので注意が必要です。
また、回線とスマホやケータイの契約をセットで乗り換える場合には、自宅回線の切り替えに伴う費用が発生したり、ひかり電話利用中の場合には電話番号が変わることもありますので、それでも問題ないか検討されることをおすすめします。
一部のキャリア系の回線では、プロバイダ契約が込みになっている(=プロバイダを選べない)場合もあります。そういった契約から乗り換えると、回線の月額使用料に加えてプロバイダの月額料金も発生することを忘れないでください。
さらに、これから自宅にネット環境を導入しようと考える場合、セット割引の対象になるのは、ほとんどが光回線であることを考慮しましょう。つまり、自宅が光回線の提供地域内にあるかどうかを事前に確認しないといけません。
2.通信データ量を把握しておく
普段、自分や家族がどの程度通信量を使用しておくか把握しておきましょう。あまりデータ量を使用しない家族がいる場合や、家庭全体でそれほど多く使わない場合など、条件によっては自宅回線とモバイル回線を別契約にしてモバイル回線はMVNOに切り替えたほうが割安になる場合もあります。MVNOでも家族間でデータ量を分け合えるプランを設定しているところもあります。
また、話題の5Gですが、5Gに対応した端末が必要で、さらにサービス提供地域も限られています、4月以降各キャリアでは対象エリアを順次拡大していくようですが、当分使えない場合もありますので注意が必要です。
なお、5Gの大きな特徴はこれまでより高速なデータ通信ですので、そもそも高速通信が必要かどうかもよく考えてみましょう。今まで電話とメール、LINEやyoutubeが中心で不都合(動画再生が途中で止まって読み込みに時間がかかるなど)を感じていなければ、これまでの4Gで充分な可能性もあります。
キャリアの店舗に行けばプランの確認や見直しができますが、この時期は混み合うことが多く、事前に予約が無難です。また、場合によっては想定していなかった新機種購入を勧められる場合もありますので、セールスはいらない、見直しだけしたいという場合は、各キャリアのオンラインシミュレーションを利用するのがおすすめです。
3.機種変更の場合は事前にバックアップを取る、引き継ぎ手続きをしておく
今お使いのケータイやスマホは、機械である以上、必ず寿命を迎えます。完全に機能不全になってしまってからではデータを取り出すことが困難になりますので、事前にバックアップを取っておくことが大切です。また、お使いのアプリなどは機種が変わると再度インストールしても以前の状態を引き継ぎませんので、これも事前に引き継ぎ手続きをしておくことが重要になります。
また、microSDカードも万能ではなく、場合によっては内部のデータが破損することも起こり得ます。可能であれば、データはmicroSDカードだけでなくクラウドストレージやPCにもバックアップしておくことを推奨します。なお、機密性の高いデータについては、オンラインではなくオフラインにできる場所への保管が望ましいでしょう。
4.自分や家族に必要なサービスを把握しておく
キャリア店舗での機種変更などの場合、様々なサービスを勧められることが多いようです。それらが本当に自分や家族に必要なのか、価格は妥当なのかを事前に検討しておくことをおすすめします。
例えば、「A、B、Cの3つのサービスを別々に加入すると月額1500円ですが、セットにすると割引があって月額980円になりますよ」などといったものが多いですが、いざ使ってみたらほとんど利用しない場合もあるでしょう。そんな場合、利用料が無駄になるので加入しなほうがいいですね。
ただし、1ヶ月でも加入しておけば機種代金が割引になる、といったキャンペーンを実施していることもありますので、そういったケースではお試しで1ヶ月だけ利用するのがお得になります。トータルでの支払額を考慮して、このあたりのサービスの利用を検討するようにしてください。1ヶ月経ったらサービス利用を解除しておくことを忘れないようにしましょう。
5.できるだけ最新のOSに更新しておく(特にiPhone)
直感的に使えるために人気のiPhoneですが、それ故にOS更新をしていないケースも多く見受けられます。データ移行する場合、古いOSのままではできないこともありますので、最新のOSにしておくことが望ましいです。
長い間アップデートしていない場合、OSのアップデートが10回以上溜まっていたりすることもあります。こうなるとアップデートにはかなりの時間がかかります。場合によっては数時間かかることもあるので、そのような場合は店舗でのデータ移行を断られることもあり得ます。
事前にWi-Fi環境下などで時間に余裕を持ってアップデートしておくことが大切です。
Androidの場合、機種にもよりますがアップデートは1機種あたり多くても2、3回程度です。こちらもできれば最新のものにしておきましょう。また、データ移行のアプリも多くありますので、信頼のおけるものをダウンロードしておくと良いでしょう。
6.買い換える機種に必要なスペックを考え、何を買うか決めておく
最近のキャリアショップでは、販売している機種の仕様について、店頭では詳細がわからないことが多くなっています。バッテリー容量や待受時間などの記載はあっても、サクサク動くかどうかの目安になるSoC(スマホの頭脳にあたるもの)の記載がないことが多いです。
例えば、仕事やゲームで使うのである程度高いスペックが必要にも関わらず、ショップで「乗り換え0円」といった謳い文句で低スペックのスマホを購入していまい、必要なことができなくなっては何のための買い替えかわかりませんよね。
ですから、まずは事前に今使っているスマホのスペックを把握して、それからキャリアで扱っている機種のスペックと比較しておくことが大切です。
SoCの能力は、いくつかあるベンチマークサイトで確認できるので、最初にメーカーサイトで今使っている機種のSoCを確認、その後ショップで扱っている機種のメーカーサイトで購入を検討する機種のSoCを確認、最後にベンチマークサイトでそれぞれのSoCの能力を比較すると良いでしょう。
基本的にはスマホも機械ですので、機能相応に価格も上がります。機能比較が面倒であれば、とりあえず高いものを買っておけば間違いはありませんが、コストパフォーマンスや分割支払額を考慮するのであれば、多少時間と手間をかけても下調べをしておくのが大切だと思われます。
なお、ガラケーからの機種変更だったり、通常電話とLINE、メールにyoutubeくらいしか使わないという場合は、高いスペックは要求されないので安価で購入できるものを選んでも特に問題はないでしょう。
大切なのは、買い替えで何がしたいか、という目的を明確にしておくことです。
いかがでしたでしょうか。書き出してみるとかなりの注意点があることがわかりますが、ひとつひとつチェックしていけばそれほど難しくはありません。不安な場合はショップに行く際に詳しい身内の方に同行してもらうと良いでしょう。
また、ぐりフォトでは、機種変更前後の不安点などにお応えするサポートも行っております。お電話、オンラインもしくはご訪問にてヒアリングを行い、アドバイスをさせていただいておりますのでよろしければご相談ください。